男性が育休を取ったらやるべき10のこと

フルタイム共働き & 育休2回取得した娘2人のパパです。
家事・育児・共働きの話題を中心に『男の家庭進出』を実践し、記録を公開しています。

【共働きパパ・ママにおすすめ】

【これから育休を検討しているパパ向け】


私は2016年と2019年に育児休業を取得しました。当時の男性育休取得率は2%未満でしたので、希少な存在だと思います。
2度育休を取った経験から、『あれはやっておいて良かった!』とか、『もっとあれをやればよかった!』と思うことが多くあったので今回は「男が育休を取ったらやるべき10のこと」としてまとめました。

これから育休を取ろうかと考えている方は、ぜひ参考にしていただけると幸いです。

目次

男が育休を取ったらやりたい10のこと

1.育児を極める

育児休業というからには、まず育児を極めるところからはじまります。男ができないことは授乳だけです。

抱っこの仕方からはじまり、オムツ替えをマスターすること。ミルクの作り方を覚えること。
これは育児の基本なので、まだまだ序の口です。

特に大変なのは寝かしつけと夜泣き対応。(赤ちゃんって生後数か月は、朝も夜も関係なく泣くので、基本的に抱っこして寝かしつけをしなければなりません。)
とにかく、思った以上に赤ちゃんは泣きまくります。

一方、ママは産褥期(さんじょくき)で、起きるのも大変です。パパが率先して夜泣きの対応をしましょう。
※出産から2カ月ごろまでの期間を「産褥期」と呼びます。交通事故と同じレベルのダメージを身体に受けていると言われる時期なので、パパの協力が不可欠です。

育児に自身が無い方は、プレパパ向けの本を最低でも1冊、読んで欲しいです。意識が変わりますよ!

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2.料理をする

せっかく育休を取ったのであれば、今まで料理をしてこなかった男性陣はこれを機会に料理ができるようになりましょう。
ポイントは、本格的な「オトコの料理」を振る舞う必要はないということです。
料理の初心者ほど手の込んだ料理を作りたがります。(はい、私がそうでした…!)

美味しい料理を作ることは大事です。
ですが…もっと大事なのは、短時間で、そこそこ美味しくて、栄養がある料理を、毎日提供することです。

私は結婚前まで料理がほぼできませんでしたが、育休の期間でだいぶレシピのバリエーションも増えました。
料理、おすすめです。

3.家計を見直す

私が初めて育児休業を取得した2016年は、育休は男性にとって過酷なものでした。
まず、手取りベースで80%ほどの収入に減り、半年後にはさらに50%に減るという制度でした。(今はもっと良くなっていると聞いています!)

とはいえ、今後は子育てに多くのお金がかかるはず。2人暮らしの金銭感覚から脱却するのも育休中にやるべきことの一つです。育児休業期間で、家計を見直してみましょう。

まずは「固定費」と呼ばれる、毎月かかる費用から見直すのがおすすめ。
光熱費や電話代、サブスクの見直しなども行ってみましょう。
育休中は大変とはいえ、育児以外の時間もたっぷりあります。格安SIMなどをじっくり調べて、乗り換えすることをオススメします。
※格安スマホへの乗り換えは、働きながらだとなかなか難しいことの一つです。育休中に乗り換えてしまえば、ずっと安い料金で過ごせるため、個人的にはおすすめです。

4.子供を動物園につれていく

子供は生まれてから早いうちに動物園に連れて行くと、病気にかかりにくくなると言われています。(これについては諸説あるかと思います。)
我が家の長女は生後半年のあいだで3回動物園に行きました。これが原因かはわかりませんが、1歳になった時点でも大きな風邪は引いたことがなく元気でいてくれます。

病気にかかりにくくなるかはさておき、動物園は純粋に思い出にもなるのでオススメですよ。
都内なら『井の頭動物園』が規模的にも大きすぎず、子供が0歳の頃はちょうど良かったです。

5.家の片付け・整理収納をする

子供は大きくなるにつれ、色々なものに興味を持ち始めます。そして、どんなものでも口に入れてしまいます。
育児中に部屋が片付いていないのは、子どもにとっては危険な環境です。
遅くとも子供が「ハイハイ」する時期の前までに、身の回りのものを一度片付け・整理をしましょう。
とくに、子供にとって危なそうなもの(ボタン電池や、口に入れそうなモノ)は収納したり、捨てることが大事です。

片付けはママが大変な時期はパパが率先してやるのがベスト。
つい片付けに夢中になって、育児やママのケアがおろそかになっては本末転倒です。
あくまでも育児とママのサポートが最優先と心得ましょう

6.保育園活動をする

子育てが初めての人は驚くかもしれませんが、地域によっては出産前から「保育園」探しを積極的にしないと入園すら難しいケースもあります。
※私の住んでいた、2016年の武蔵野市(東京)では、娘を保育園に入れることが絶望的な状況でした。

保育園活動は、実際に保育園を見学したり、役所で担当の方と話しをして情報収集することからはじまります。
役所は基本平日にしか開庁していないのですが、育休中であれば役所に通って情報収集する時間もしっかり確保できます。ママ任せにせずに、保育園探し(保活)も積極的に参加しましょう。

7.ライフプランをたてる

私がもっとやっておけば良かった!と思うことは「ライフプランを立てる」です。
※2019年に2度目の育休を取得し、その際ライフプランを立てました。そこで、”独立”の目標を掲げ、今実際にフリーランスとして活動しています。

自分やパートナーとじっくり向きあい、ライフプランについて考える機会はなかなかありません
家族が増えたタイミングで、ライフプランについてもじっくり考えて、できれば文字や表などで記録しておくのが理想です。
例えば、50年後どうしたいか。
あるいは20年後、10年後、1年後でも良いです。
自分たちの夢やこれからのことを、一度しっかりパートナーと話しておくと良いかもしれません。

人生を改めて見つめ直すことで、復職後の働き方や人生の歩み方に差がでます。

8.良識の範囲で趣味をする

フルタイムで働いている時はなかなかできなかった趣味に挑戦するのも良いかもしれません。

私の場合は、ファイナルファンタジー7を引っ張り出して遊んでいました。
今なら、サブスクで映画を見るのも楽しそうですね。

ただ、趣味も良識の範囲にしておきましょう。
例えば、釣りやゴルフやキャンプにハマり、育休中に頻繁に外出しているパパの話もたまに聞きますが、NGです。

あくまでも家事と育児とママのサポートが大前提ということを忘れずに、たまにはリフレッシュしながら育休を楽しみましょう。

9.本を読む・勉強する・資格をとる

赤ちゃんは大きな物音に敏感なので、家の中で過ごすには読書などの静かな活動が一番向いています。
赤ちゃんと一緒の空間で、静かな読書タイム。とっても贅沢でいい時間です。

私の場合は、仕事関連の本を読み漁りました。
当時は20代半ばでしたので、育休中に周囲に後れをとってしまう焦りがありました。
育休復帰はバリバリやるぞ!という意気込みの方には仕事関係の本を読むことをおすすめします。

育児の本や、趣味の本でもいいですね。


余裕があれば資格勉強などもおすすめです。夫婦で交代しながら勉強の時間をとれば、資格取得だってできちゃいます。私の場合は育休中にひとつ資格取得したことで、育休の時間をスキルアップの時間にもでき、自身につながりました。

10.家族でゆっくり過ごす

育休を取り終わって、今思い返すと一番大事だったのは家族でゆっくり過ごす時間だったと感じます。

晴れた日には赤ちゃんをベビーカーに乗せて、木洩れ日が気持ちの良い公園に、お散歩に行きました。
なんでもない日常の風景かもしれませんが、仕事が始まってしまうと、そんな一瞬の出来事さえ尊い出来事に感じます。

平日の公園は最高に気持ち良いです。
「こんなに晴れた気持ちのいい日に、みんな会社で仕事してるんだなー。」とか思いながら、何もせずにぼーっとしていた時間が最高でした。笑

また、パートナーとゆっくり過ごす時間も、育児が忙しくなってくると、だんだん少なくなってきます。(というか、ほぼゼロです。)
育休中でもたまには子育てを誰かにバトンタッチして、夫婦二人でゆっくり過ごすのもおすすめですよ。

まとめ

育児休業を実際に取得してみると、思った以上にやることがあります
せっかく休むなら『子育ても、家事も全部オレひとりでやってみせる!』くらいの勢いが理想です。(でも、実際はひとりで子育てなんて無理ゲーです。)

一方で正直、暇な空き時間もあります

これから育児休業の取得を考えている皆さんは「あいた時間をどう過ごすか」というのを、意識してから休業すると、より充実した育休が取得できるかと思います。具体的には「育休中にやりたいことリスト」などを箇条書きなどにしてまとめておくとよいかもしれません。

ぜひ、計画的に育休を取得して、ハッピーな子育てライフを送ってくださいませ。

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